「夜の私を歩く場所-あとがきのようなもの-」



自分は、なるべくなら「自分がいつか死ぬ存在だ」ということを

忘れずにいたいと思っている。

自分は、いつか死ぬ、消えゆく存在だということを

忘れないでいたい。 だからこそ、そういう思いで

「夜の私を歩く場所」を描いた。

自分の言いたいことをたくさん詰め込んで描いたから

他人からは青臭いと思われるかもしれない。

それでも、自分にとって大事なことだから

これだけは忘れずにいたいと強く思っている。

それが自分にとって、大切なことだから。



「またね」と言いたい相手がいても、

また会えるかどうかはわからない。

それが、この世界に生きる者たちにとっての

シビアな部分なのだと思う。



2015年6月6日





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